【私達の役割④】〜Milk Stand〜 牛乳加工技術の違い|北海道興農社オンラインショップ

こんにちは!
Milk Stand(ミルクスタンド)北海道興農社の高山です。

北海道も現在オミクロン株の影響を受け、まん延防止措置が実施されております。皆さまもできる限りの感染症予防対策を心がけ、充分にお気をつけて日常生活をお過ごしください。

 

ちなみに北京オリンピックも始まりましたね!

北海道に縁のある選手はじめ、日本選手団の皆さん頑張って下さい!

牛乳飲んで応援しています!!

 

あ、『 牛乳飲んで 』といえば...そうなんです...

大量の生乳破棄の危機がまだまだ懸念されておりまして、北海道内各地の牧場主の方々から協力のご依頼もいただいております。

今一度、『 もう1杯 』のお気持ちと、皆さまのご協力を賜りますようお願い申し上げます。

Milk Stand北海道興農社

▲先日のキャンペーンにご協力ありがとうございました。

 

さて、前回のスタッフブログ『【私達の役割②】〜Milk Stand〜|北海道興農社オンラインショップ 』にて、牛乳の違いについて記載させていただきましたが、本日はその続きとなります。

前回は、『 牛さんの種類によっても違うよ〜〜 』だとか『 季節も関係するんだよ〜〜 』というお話をさせていただきましたが、本日は【 牛乳の加工技術の違い 】という視点からお話させていただきたいと思います。

 

■【 ホモジナイズ加工牛乳 】と【 ノンホモ牛乳 】

日本でよく販売されている牛乳は、ホモジナイズ加工がされたものが一般的です。ホモジナイズとは、牛乳の中の脂肪球を砕き均質化することです。

この処理をすることで、均一に効率良く牛乳の殺菌処理を行い、安定した品質を保つことができます。消費期限内であれば、変わらず美味しくお召し上がりいただけるのが特徴です。

 

一方、ノンホモ牛乳は、そのホモジナイズ加工をしていない牛乳です。

脂肪球を砕き均質化を行わないということは、より搾りたての牛乳に近いと思っていただければOKです!自然に近い味わいであり、静置しておくと脂肪分が浮かび【 クリームライン 】というものができます。

 

すこし話は逸れてしまいますが、瓶容器の牛乳をお買い上げいただいたお客様から『 スプーン下さい 』とお声がけいただくことがあります。

実はクリームラインで牛乳が出てこないのです!笑
クリームラインによって蓋をされてしまっているのですね。

Milk Stand北海道興農社

▲ これがクリームラインです。

クリームラインとなった脂肪分は、そのまま食べても良し、混ぜて飲んでも良しです。通となればホットコーヒーに溶かしても飲まれるお客様もいらっしゃいます。

クリームラインは牛乳の1番濃厚で、コクのある部分ですから一度はそのまま食べてみてはいかがでしょうか。

Milk Stand北海道興農社

▲ クリームラインが気になる方は、こちらからノンホモ牛乳を!

 

ここまで【 ホモジナイズ加工牛乳 】と【 ノンホモ牛乳 】の違いについてお話させていただきましたが、【 殺菌温度 】についても少しお話させていただければと思います。

 

■ 牛乳の殺菌温度は大きくわけて2つ

牛乳の殺菌方法には、100℃以上で数秒行う高温殺菌と、65℃程で30分行う低温殺菌があります。

 

スーパーなどで並んでいる牛乳のほとんどは、高温殺菌牛乳だと思われます。

高温殺菌のメリットは短い時間でたくさんの牛乳を生産できることです。また、日本人は高温殺菌した際に出る加熱臭を「コク」として好む傾向があるようで、とても多く流通しています。

しかし、デメリットとして高温殺菌により、牛乳本来の味から少し変わってしまったり良い菌まで殺菌してしまうとも言われています。

 

低温殺菌は、最も古くから行われてきた殺菌方法であり、搾りたてと殺菌後の成分にさほど大きな違いが無いと言われています。また、味わいも搾りたての牛乳に近く、普段感じられないような香りやコクをお楽しみいただけます。

飲みなれていない方には少し違和感があるみたいですが、いずれ『低温殺菌しか飲みません。』となってしまうかもしれません。笑

低温殺菌は高温殺菌と比べ殺菌に時間がかかるため、なかなか広く流通はしておりませんし、コストがかかる為、値段も高くなってしまいます。

 

ミルクスタンドでは普段流通しづらい、低温殺菌、ノンホモ牛乳をたくさん取り揃えています。新千歳空港をご利用の際は、ぜひ当店へお立ち寄り下さい。

Milk Stand北海道興農社

▲ 65℃30分殺菌の牛乳(入荷状況により抜粋)

Milk Stand北海道興農社 

▲ 75℃〜85℃15分殺菌の牛乳(入荷状況により抜粋)

 

今回ご紹介したように、牛乳は様々な要因から味わいが変化していきます。

牛の種類、食べる餌、飼育環境、加工方法、加熱殺菌などによる微妙な違いが分かるかどうかも含め、牛乳を楽しむキッカケとなっていただければとても光栄です。

もちろん牧場それぞれのこだわりや技術、ノウハウ、生産者様の愛情(笑)も深く関わってきます。今日はこの牧場!次はこの牧場!と、ぜひいろいろトライしてみてください!

 

新千歳空港出発ロビー2階JAL側、Milk Stand北海道興農社でお待ちしております。